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毎日のお買い物を散歩ととらえれば、とても良い健康づくりの機会だと思います。 ひざに不安がある方でしたら、以下の点に気をつけましょう。

■できればヒールの靴、底が固い靴は避け、靴の底が柔らかいジョギングシューズか、ウォーキングシューズが良いでしょう。

■ひざに負担がかかる重い荷物はなるべく持たない。
※キャリーを活用する
※お米など重たいものは、宅配サービスを活用する

旅行のとき、ついつい楽しくて歩きすぎてしまうもの。

楽しい旅行にするために、事前の準備運動は忘れずに。歩きだす前に、足首やひざを回したり、屈伸をしたりするだけでも足の動きが良くなりますし、怪我もしにくくなります。（旅行数日前からストレッチもしておくと良いでしょう）
旅行の場合でも、クッション性が良い靴がお勧めです。底が固いタイプは、ひざへの負担が大きくなります。
また、ひざに不安が出た場合は、坂道、山道、階段も注意しましょう。平地に比べひざへの負担が大きくなります。

主婦の方であれば、毎日大変なのが立ちっぱなしの台所仕事。
特に床が固い場所では、ひざへの負担も大きくなります。疲れた時は、ちょっと休むのがコツ。また、クッション性の良いフロアマットや、室内履きも良いかもしれませんね。ただし、休みすぎると食事の時間に間に合わないので、ご注意ください。

健康の為、「天気の良い日は、20分歩こう！」と決めて実行に移すのは良いのですが、「20分」と決めつけず、「痛くなったら、疲れたら、やめよう」の気持ちも大切です。特にウォーキングを始めたばかりの頃は、「何としてでも」の気持ちが強すぎて、ついつい無理してしまいがちですが、長く続けることが大切です。自分のペース、量（距離）を先ずは見つけましょう。

秋から冬にかけての季節は、寒い日、風が冷たい日は体のことを十分に考えて散歩をしましょう。寒い日は足首までのパンツで足を冷やさない様に。冷たい風はひざに禁物。また、気温が低いと体の柔軟性も低下し、体の動きが十分ではありませんね。歩き始めのペースは抑えめに、徐々に徐々に体（足）が温まってペースを上げる。ちょっとした体への心遣いが大切です。

階段の上り下りの動作は、片足に全体重がかかる動きです。その為、日頃ひざに痛みがなくても、痛みが出たり、痛みが元々ある方は、痛みが強くなる場合があります。でも、ちょっとした工夫で負担が減少し、痛みも和らぎます。

�@ 手すりを使う。
片足にかかる体重を分散するため、階段の手すり、又は、壁を支えに上り下りします。

�A 片足づつ上り下りする。
階段のステップに片足を乗せ、残りの足も同じステップにのせる。ひざや足に痛みがある時は必ず行う動作ですが、安心できる動作ともいえますね。電車の駅などでは、階段の上り下りを多数利用しますが、とにかく慌てない、急がないが大切ですね。ゆとりを持って階段を上り下りしましょう。

通勤・ショッピングに利用する乗物といえば電車ですが、駅のホームへ行くためには、階段を利用します。（最近は、エスカレーターやエレベータを設置した駅もありますが。）
「電車の発車時刻に間に合わない！」で、ついつい階段を急いで上る・下りるになりがち。これは、非常に危険です。特に、階段を降りる運動は、慌ててしまうと転倒に繋がりかねないので十分注意が必要。また、階段は、ひざへの負担が大きくなる場所、「時間」に「心」に余裕を持って利用しましょう。ゆっくりと階段を上り下りすれば、ひざにも良い運動になるはずです。

バスに乗る時の一歩目は、手すりを持って、ひざの痛みがない足で行う方が良さそう。痛みのある足を使うと、バスのステップに足を乗せたときグラつく可能性があります。
また、バスのステップ（階段）に足をかけて、残りの足を同じステップにのせる。これも、ゆっくりとした動きが良さそうですね。