ギャッベの特長
イラン、ザクロス山脈を遊牧しているカシュガイ族が織る、羊毛(ウール)を使った100%草木染めの手織り絨毯です。下絵となるデザイン画がなく、ひとつひとつ手作りで織られるため、同じものは存在せず、すべてが世界に一枚だけの絨毯になります。 カシュガイ族の男性たちが飼育している羊の毛を刈り取り、女性たちがその毛から糸を紡ぎ、天然の草木で染め上げ、丹誠込めて織り上げます。ギャッベは100年以上使えるほどの耐久性があると言われ、長く使い込むほどに表情を替えて味わい深く成長していきます。 母から子へ、またその子へと口伝で受け継がれた伝統あるデザインや織りの技術と、花や木々、人、動物、風景などの南ペルシャの大自然に育まれた女性の感性が合わさり、美しいギャッベが生み出されています。
温度差の激しい環境で育った羊から取れる羊毛(ウール)は、毛が太くしなやかで、保温性と湿度を調節する機能に優れています。そのため、夏に寝転がっても表面はサラッとし、エアコンを入れると、冷気が表面の隙間に入り込み快適です。また冬は保温効果で暖かい空気を閉じこめます。寝転がって1年中いつでも気持ちよく寝転がることができます。
高価な絨毯はお手入れが手間!と思いがちですが、ギャッペはその逆です。織りが細かく、ゴミが中まで入っていかず、羊の油分を含んでいるのでよごれをはじきます。
普段のお掃除どおり、さっと掃除機をかける程度で大丈夫です。
ギャッベの特徴として、見る方向によって色が変わり、朝・昼・夜でお部屋の雰囲気が変わるのも魅力のひとつ。
化学染料を一切使わずに、現地の山や草原などの植物を使い、染め上げています。アレルギーをお持ちの方やお子様など、安心してご仕様いただけます。
世界に同じものは2つとありません。ひとつひとつ手作りだからです。ギャッベの図柄にはすべて意味があり、すべてのギャッベには女性たちの願いや夢が込められています。旦那さんの成功や出世を願って織るときもあるようです。